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先生・おうちの方へ

デジタルそろばんの、学習指導要領との対応と、使い方の考え方です。

この教材の位置づけ

導入の教材ではありません。そろばんの一時間目は、実物を手に取って、指ではじく時間だと考えています。この教材は、その後に使うものです。

そろばんに使える時間は多くありません。教科書では第3学年が2時間、第4学年が1時間です。そこでつまずいた子は、もう一度さわる機会がないまま先へ進みます。家でも、教室でも、何度でもやり直せる場所をつくるために作りました。

学習指導要領との対応

小学校学習指導要領(平成29年告示)算数科の、次の内容に対応しています。

第3学年 A 数と計算 (8)

そろばんを用いた数の表し方と計算に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
 (ア)そろばんによる数の表し方について知ること。
 (イ)簡単な加法及び減法の計算の仕方について知り,計算すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
 (ア)そろばんの仕組みに着目し,大きな数や小数の計算の仕方を考えること。

第4学年 A 数と計算 (8)

そろばんを用いた数の表し方と計算に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
 (ア)加法及び減法の計算をすること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
 (ア)そろばんの仕組みに着目し,大きな数や小数の計算の仕方を考えること。

出典:小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編 付録3。

コースと内容の対応

コース内容解説の記述
3年 そろばんの数をよむ3けたまでの整数「そろばんによる数の表し方」(解説 第3学年)
3年 数を入れる3けたまでの整数
3年 ①入れるだけ2+1、3−1 の型「数を入れるだけで計算できる『2+1』…から始め,5の合成や分解をともなう『4+3』…や,繰り上がりや繰り下がりのある『8+9』…」(解説 第3学年)
3年 ②5のなかま4+3、6−4 の型
3年 ③くり上がり・くり下がり8+9、15−7 の型
3年 万の単位3万+5万 の型「『3万+5万』などの万の単位を含む簡単な計算」(解説 第3学年)
3年 小数第一位2.6+0.3 の型「『2.6+0.3』などの 10分の1 の位までの簡単な小数の加法及び減法」(解説 第3学年)
4年 2けたどうし47+38 の型「2位数などの加法及び減法の計算」(解説 第4学年)
4年 大きな数をよむ億・兆の単位「『2億+6億』,『10兆+20兆』などの億や兆の単位を含む簡単な計算」(解説 第4学年)
4年 億・兆の計算2億+6億、10兆+20兆 の型
4年 小数第二位0.02+0.85 の型「『0.02+0.85』などの 100分の1 の位までの小数の簡単な加法及び減法」(解説 第4学年)

第3学年の「もっとやってみる」について

万の単位と小数第一位は、学習指導要領解説では第3学年の内容です。一方で、教科書ではこれらを第4学年で扱うことが多くあります。そのため第3学年の画面では、この二つを本線から外し、「もっとやってみる」にまとめました。授業の進み方に合わせて、使うかどうかを選んでいただけます。

珠を動かす向きについて

2けた以上の計算では、大きい位から動かします。筆算とは向きが逆になります。

下の位から足すと、まだ触っていない位が繰り上がりで変わってしまいます。47+38 を一の位から足すと、十の位が4から5に変わった状態で「十の位に3を足す」ことになり、子どもの頭の中の数と盤の数がずれます。大きい位から動かせば、繰り上がりが落ちるのは足し終わった位なので、このずれが起きません。

なお、珠を動かす向きについての記述は、学習指導要領にも、その解説にもありません。上の判断は、この教材を作るうえでの考え方です。「入れ方」「はらい方」「5だまの合成・分解」という言い方も、指導要領ではなく教科書で使われている言葉です。

一の位のしるしについて

盤の下にある赤い印が、一の位の場所です。そろばんは、一の位をどこに取るかを自分で決める道具です。この印を動かすと、同じ盤で大きな数も小数も扱えます。

ただし、第3学年の画面では動かせないようにしています。位の考え方がまだ固まっていない時期に「一の位はどこでもよい」と見せると、盤そのものへの信頼が揺らぐためです。第4学年の画面で動かせるようになります。

桁数について

17けたです。実物のそろばんは13けた、17けた、21けた、23けたなどの規格で作られています。第4学年で扱う「10兆+20兆」は整数で14けた、さらに小数第二位まで取ると16けた必要になるため、13けたでは足りません。次の規格である17けたを選びました。

問題を解いているあいだは、その問題で使う桁だけを明るくしています。残りの桁は暗く落としていますが、消してはいません。実物のそろばんが17けたのままであることは、画面でも変えないほうがよいと考えました。

ヒントの出し方

ヒントは、押したときだけ出ます。次に動かす珠が一つだけ光り、「5をいれる」のように短く言葉が出ます。

光った珠を押すだけの作業にならないよう、一手ずつしか出しません。詰まって止まったときに使ってください。

教室で使うとき

作った人・まちがいの報告

珠の動き、問題、画面はすべて自作です。教科書の紙面や市販教材は使っていません。

まちがいを見つけられた場合は、School Stock のページからお知らせください。

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