第4学年 国語科 学習指導案(本時)
「一つの花」── 対比から、題名の意味へ
単元「くらべて読もう『一つの花』(今西祐行)」 / 本時:戦中と戦後を対比し、題名の意味に迫る
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2026
1 本時の目標
知識・技能:戦中と戦後の場面が対比的に書かれていることに気づき、様子や気持ちを表す言葉に着目して読んでいる。
思考・判断・表現:観点をもって場面を比べ、変わったもの・変わらないものをとらえ、題名「一つの花」の意味を、本文を根拠に考えて表現している。
主体的に学習に取り組む態度:登場人物の思いを想像しながら、進んで読みを深めようとしている。
2 準備物
- 教科書「一つの花」(本文は各自の教科書を使用)
- 対比表の掲示枠(観点:食べ物・音・花・お父さん・ゆみ子)
- 単元最初の問い「なぜ"一つの花"?」の掲示
- ワークシート(対比表)
3 本時の展開
戦争のころと、十年後をくらべて、なぜ「一つの花」なのかを考えよう。
| 過程 | 学習活動 | 主な発問(T)と予想される反応(C) | 指導上の留意点・評価 |
| 思い出す5分 |
単元最初の問いを思い出し、本時のめあてをつかむ。 |
T 最初に立てた問い、覚えてる? C「なぜ"一つの花"なんだろう?」 T 今日は、戦中と十年後をくらべて、その答えに迫ろう。 |
単元を貫く問いに立ち返らせ、本時の見通しをもたせる。 |
| くらべる15分 |
観点をもって、戦中と戦後を対比表に整理する。 |
T 食べ物・音・花・お父さんは、戦中と十年後でどうちがう? C 花が、一輪 → いっぱいになってる。 C お父さんはもういない。 |
本文の言葉を根拠に書かせる(想像だけにしない)。 個人→ペアで確かめる。 【知・技】対比に気づき、言葉に着目しているか(記述)。 |
| 考える13分 |
変わったもの・変わらないものを分け、父の思いを話し合う。 |
T 変わったものは? 変わらないものは? C 花の数は変わった。でも、家族の幸せは続いてる。 T お父さんが渡した一輪の花には、どんな思いがある? |
「花」に込めた思い(ゆみ子の幸せ・平和)を、本文を根拠に語らせる。 【思・判・表】根拠をもって考えているか(発言・記述)。 |
| 書く9分 |
題名の意味を、自分の言葉でまとめる。 |
T なぜ「一つの花」なのか、対比表を根拠に書こう。 C 一つだけの花に、お父さんのゆみ子への思いがこもっているから。 |
対比表を根拠にすることを促す。「一つ」でなければならない理由に触れられるとよい。 |
| 交流3分 |
数人の考えを聞き合う。 |
T 友だちの考えを聞いて、なるほどと思ったところは? |
結論を一つにそろえず、余韻を残して終える。 【態度】思いを想像し、読みを深めようとしているか。 |
4 板書計画
板書計画
問いなぜ「一つの花」なのだろう。 (対比表:戦中 ↔ 十年後)
戦中(1・2場面)食べ物…少ない/音…戦争/花…一輪/お父さん…いる
十年後(3場面)食べ物…ある/音…しずか/花…いっぱい/お父さん…いない
変わったもの花の数・くらし・お父さんの存在
変わらないものゆみ子を思う親の愛・平和への願い
まとめ一つだけの花に、お父さんのゆみ子への思いがこめられている。だから「一つの花」。
5 本時の評価
知識・技能
戦中と戦後の対比に気づき、様子や気持ちを表す言葉に着目して読んでいる。(記述)
思考・判断・表現
観点をもって比べ、題名の意味を本文を根拠に考えて表現している。(記述・発言)
主体的に取り組む態度
人物の思いを想像し、進んで読みを深めようとしている。(発言・記述)
この指導案について。 この案は、School Stock(現役の小学校教員)が自作したものです。対比から題名・主題に迫る流れは、みんなの教育技術の指導アイデアや各校の学習指導案、国語の授業研究ノートに学びました。敬意を込めて。先行事例と出典は
教材研究ノートの記事 にまとめています。
作品本文は載せていません(教科書をお使いください)。
これは「正解」ではなく、たたき台です。学級の実態や教科書の版に合わせて、自由に組み替えてお使いください。
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