Braille — Field Experience 01

点字って、なんだろう

9月2日のふくし体験

指でさわって読むもじ。でも、まちのどこにあるのか、だれがつくっているのか、知っている? 体験たいけんの日までに、ここを読んでおこう。

ワークシート(点字) 体験の前に①〜③、体験のあとに④からを書きます。A4・両面2ページ。
PDFをひらく
01
How it works

6つの点でできている

たて3つ、よこ2つ。
ぜんぶで6つの点のくみあわせ。

この 6つの点のかたまりを「1マス」という。点をどこに出すか、どこを出さないかで、ちがう文字になる。紙のうらからおして、ぷつぷつと出っぱらせてつくる。

6つの点には、上からじゅんに番号がついている。ひだりの列が ①②③、みぎの列が ④⑤⑥。大人の人はこの番号で「①と③の点」のように話す。

たて3つ、よこ2つにならんだ6つの点。左の列が上から1・2・3の点、右の列が上から4・5・6の点。右には、1だけを出したマスと、1と2を出したマスの例。
6つの点のうち、どれを出すか。それだけでたくさんの文字がつくれる。じっさいの点の大きさは、この図よりずっと小さい。どの文字がどの点になるかは、体験たいけんの日に先生におしえてもらおう。

だれがつくったの

いまの 6つの点のかたちは、1825年にフランスのルイ・ブライユがかんがえた。ブライユ自身も目が見えなかった。

それを日本語にあうようにつくりなおしたのが石川倉次いしかわくらじ。1890年(明治めいじ23年)11月1日に、日本の点字として正式にきまった。だから 11月1日は「日本点字制定記念日にほんてんじせいていきねんび」とよばれている。

02
Where to find it

身のまわりのどこにある?

じつは、きみの家にもまちにもある。さがしてみよう。

ある場所なんと書いてある/どんな工夫か
おさけのかんのふた「おさけ」の点字。1996年からつけられはじめ、2001年から「おさけ」にそろえられた。ジュースとまちがえて飲まないため
エレベーターのボタン階の数字。「ひらく」「しまる」もついていることがある
かいだんの手すり「3かい」「上り」など、いまどこにいるか
駅のけんばいき・トイレボタンのよこ、ドアのよこ、かべの案内図
洗たくきや電子レンジスタートボタンに小さな点字や出っぱり
お金(さつ)さわって分かるしるし(「識別マーク」)がついている

まちがえやすいところ 2つ

シャンプーのきざみは、さわると分かるしるしです。文字をあらわしているわけではありません。点字とはべつのものです。

点字ブロックは、足や白杖でふんでつかうブロックです。名前に「点字」とついているけれど、読むもじとはべつのもの。

点字ブロックは岡山おかやまからはじまった

1967年3月18日、岡山県おかやまけんの盲学校もうがっこうのちかくの道に、世界ではじめてしかれた。かんがえたのは三宅精一みやけせいいちという人。白杖はくじょうの人があぶない道をわたるのを見たのがきっかけだった。いまでは世界中にひろがっている。

線のブロックぼうが何本もならんでいる。「この向きに進んでね」といういみ(誘導)
点のブロックまるい点がならんでいる。「ここで止まって」「気をつけて」といういみ(警告)。かいだんの上や手前、こうさてんの前にある

つぎに道を歩くとき、足もとを見てみよう。どこで線が点にかわっている? かわる場所には、りゆうがある。

03
People behind it

点字をささえる人

本もおしらせも、だれかが1マスずつ点字にうちなおしている。

点訳ボランティアふつうの本やプリントを点字になおす人たち。パソコンと点字プリンターをつかうことも、手で打つこともある。おぼえるのに何か月もかかる
点字図書館点字の本や音声の本をそろえて、目の不自由な人にかしだす図書館。日本点字図書館などがある
点字の新聞点字だけでつくられた新聞が日本にある。ニュースを自分の指で読める
校正する人点訳したものを、もう一度たしかめる人。点が 1つちがうだけで、べつの文字になってしまうから

どうやっておぼえるの

子どものころから目が見えにくい人は、視覚特別支援学校しかくとくべつしえんがっこう(盲学校もうがっこう)で、こくご・さんすうとおなじように点字を習う。教科書も点字でつくられる。

大人になってから見えにくくなった人は、施設しせつや団体だんたいの教室で習う。指先のかんかくをつかうので、大人になってからだとなかなかむずかしい。

だいじなこと

目の不自由ふじゆうな人が、みんな点字を読むわけではありません。声で読みあげるきかいをつかう人のほうが多い、という調べもある。

点字も、声も、大きな字も、ぜんぶいります。これは体験の日に聞いてみたいことのひとつだね。

04
Beyond braille

点字いがいのしくみ

目の不自由ふじゆうな人をささえるくふうは、ほかにもたくさんある。ぜんぶ「情報じょうほうをどうやってとどけるか」のくふうだ。

白杖(はくじょう)白いつえ。道のじょうたい、段差、点字ブロックを先に知るための道具。「目のかわりの手」。まちの人に「目が不自由です」と知らせるはたらきもある
盲導犬訓練をうけた犬。角、段差、じゃまなものを教える。ハーネス(もちて)をつけているときは仕事中。さわったり声をかけたりしない
音の出るしんごう青になると音やメロディがなるしんごう。南北と東西でちがう音がつかわれている
読みあげのきかいパソコンやスマホの画面を声で読みあげる。ニュースもメールも音で読める
拡大読書器字を大きくうつして見るきかい。少し見える人にとってとても大事
同行援護出かけるときにいっしょに行き、道あんない・字の読み書きを手つだうしくみ
さわる案内図駅などにある、でこぼこでつくられた地図。指でさわって場所が分かる
05
Questions for the day

体験たいけんの日に聞いてみたいこと

ここまで読んで「まだわからない」ことがあるはず。それがいちばんいい質問しつもんになる。れいをあげておくね。そのまま使わなくていい。じぶんのことばで書きなおそう。

しつもんのたね

  1. 点字を読むのに、どれくらいかかりましたか。
  2. まちの点字で「ここにあってたすかった」のはどこですか。
  3. ぎゃくに「ここにほしいのにない」のはどこですか。
  4. 点字と声、どちらをよくつかいますか。それはなぜですか。
  5. 点字ブロックの上にものがおいてあったとき、どうしますか。
  6. 地震じしんのあとのひなん所で、いちばんこまるのはどんなことだとおもいますか。

体験たいけんの日のやくそく

ゲストの人は、点字のせんぱいとして来てくれる。だから「かわいそう」と言わない。聞きたいことはまっすぐ聞く。そしてさいごにかならずこれをかんがえる。「まちのなにをかえればいいんだろう?」